苦労して持って帰ってきたバスケット
モロゴロという街の近郊の道沿いでこんなふうに藁?(多分藁ではない、もっと別の植物)製品が売られていた。
いろんな種類のバスケット、ゴザなどの素敵なディスプレイに惹かれて車を止めてもらう。すぐに店番の女の子が駆け寄ってきて「いかがですか? どれでもとりますよ! ここに出ている以外でもまだありますので!」と話しかけてくる。話しかけてくるとは言ってもスワヒリ語なので、これはそう言っているのだろうという私の予測の超訳。
「丸いのよりも私は四角いバスケット、しかも蓋付きがお好みよ!」と私がいうと、店番の女の子が妹か弟と思われる後輩店番に
「はやく、家へ行って四角いタイプ、ほら今編んだばかりのあれよ! あれを早く取っておいで、ぐずぐずするんじゃないよ、急がないとこの人達あっちのお店へいっちゃうわよ!」
とせかしたので、後輩店番はダッシュで赤土の小道を歩いて四角いバスケットを取りに行った。
なかなか作りも丁寧で蓋の締まり具合もぴったりだったので購入。
あーこんな素敵な買い物ができたと喜々として荷造りをしたときに
気づくのが遅かったが、スーツケースに入らない!
いくつかの乗り換えやホテル泊でひたすら手荷物として持って帰ることの大変さよ。ほんとに邪魔!! おかげで飛行機ではCAに「これは後ろのクローゼットに入れてちょうだい、頭の上のここには入らないのよ」とちょっと慣れた様子で言えるようになった。
しかししかし、我が家で意外と使いみちがない。。。。。。
でも、あの頑張っていた売り子きょうだいの一日の売上になったかと思えばそれでいいか、自己満足ではあろうが。
カタール航空CAに「まあ、すてきなかごね、その中には何が入っているの?」と聞かれて、
「かごです」
と答えた。他にも小さな蓋付きのかごを買っていたので。
もうこれ以上のかごはいらないだろう。
ではごきげんよう。