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昔は涼しかったって本当?

土砂降りが続いた梅雨もそろそろ終わりのようです。本格的な暑さがやってきます。
Smile白山では大きなエアコンが設置され作業中は快適なのですが、行き帰りや作業場の窓からの日差しには早くもうんざりといったところです。

昔の夏はこんなに暑くなかった…と毎年思い続けているので、今回、少し調べてみました。
1960年から2019年までの、金沢市の8月1日の気温です。
1960年代なんて、(前の)東京オリンピックがあった時代です。戦争が終わって20年も経っていません。三丁目の夕日の世界です。暑くてもどうせ30℃やその程度…と思っていたのですが。
意外とほぼ30℃超え。33℃とかもある。
そして、70年代もそんなに涼しくない。時々28℃の日もありますが、だいたい33℃くらい。80年代も90年代もそんなものです。2000年になってくると34℃や35℃の日が現れてきて、あとはそのまま現代に…。えっ、60年で2℃程度の差。

そんなバカな。
ではこの体感的な暑さは何なんでしょうか。

腹が立ったので、今度は最低気温を見てみました。
1960年〜1980年代は、8月1日の最低気温はほとんど25℃以下。それも、だいたい22℃以下。1966年8月1日の最低気温は18.6℃です(最高気温は25.6℃)。天国でしょうか。
最低気温は2000年代から25℃以上の日が増え始め、よほど涼しい日でないと24℃以下にはならなくなり、ここ数年は26℃前後をキープしているようです。
そして昨年の8月1日は27℃…。

昼間は今と変わらず暑くても、朝夕や日が陰った時には涼しかったというのが、『昔は涼しかった』という感覚のもとなのかもしれないです。
同じしんどいでも、しっかりインターバルを挟むとだいぶ体感が違ってくるもの、ということなのかもしれないですね。